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C&Darkshade

雨の降るよに星の散る

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雨の降るよに星の散る

ヨハ十がデキているの前提で、(ヨハンは最後の方にしか出てこない予定でした。)
研究のために海辺に仮で住んでた遊星が十代に出会う夏。すでにヨハ十なので遊星を当て馬にするつもりは全くなく、暫く一緒に過ごすことで十代の特異性を身にしみるって話にするつもりで書きあがらず供養です。
十代が精霊のせいで不老不死。ヨハンは年とるイケジジイ。プロデュエリストだったけど引退した後は精霊の見える子の養護施設作って暮らしてて、エドがデュエル養成してる子供とか万丈目とか明日香とかアカデミア仲間とか施設の子供とかばっか構ってるからおれとヨハンの時間は限られてるのにこの扱いはなんだって十代がふてくされて家出したという内容。
遊星はヨハンが死んでしまったせいで十代が傷心でフラフラしてると思ってる(主にユベルのせいでそんなハナシに。ヨハンは生きてる)

発生イベント

1:遊星とユベルの邂逅。
  十代が深い眠りについてる時ユベルが勝手に顕現することがままあり遊星と対面。
  ユベルはヨハンが嫌いなのであることないこと吹き込む。
  遊星は優しい男だし憧れの先輩ってのもあって力になりたいと思う。

2:十代のダイレクトアタック
  朝飯を食ってるときにイキナリおれ帰るなって言われて何処に帰るんです??って素で聞いた  ところヨハンのとこって言うので生きてんですか???って聞いちゃって勝手に殺すなって丸
  めた新聞でひっぱたかれる。


・ヨハンは十代に対して思い出を沢山あげて忘れないようにさせることで彼が死ぬまで一緒にいる ことを果たそうと思っている。養護施設を作ったのも自分は死んでも子供達を残して一人にはさ せない、十代に居場所を作るため。ヨハンは言わないが十代はなんとなくわかってる。

・ユベルはそれに対してそうやって十代を縛ったと思っており、ヨハンのことを胸糞悪いハゲろこ の野郎と思っている。(ホントは殺してやりたいが、十代がそれに対してそういう考えはやめ  た。お互いに支え合っている。それを言うならオレもヨハンのことを縛ってる。可愛い奥さんと 子供と普通の家庭が築けたかもしれないのにそんなもの見たくもなかったからしょうがない。と 言うのでハゲろくらいに留めている。ヨハンはジジイでもフサフサ。)
 遊星はそれを聞いてでもそのおかげで十代は人間として生きてるのでは??人のぬくもりが何よ り大事だったのでは??(彼と本当に寄り添えるのは故人だけなのでは)とか思ってつい言っ  ちゃうんだけどユベルに十代にはボクがいるから必要ないとか怒られる。

・十代は年老いていくヨハンに耐えられるのか??って思って唸ってた時期もあったけど開き直っ て全然ヨユーで今まで散々振り回されてきた分オレの世話がないと何にも出来ないとかマジざ  まぁって思うことにした。(ヨハンはまだボケてないので世話はまだされてない。きっとボケず に死ぬと思うな。)
 て言うか相手がジジイでもなんかドキドキするし若いころと変わらないしいいかってなってる。

最後は庭の木陰で寝てるヨハンのとこに十代が帰ってきて終わる。
(きれいな顔してるだろ。ウソみたいだろ。寝てるんだぜ。それで。)


っていうのを盛り込もうと思ってたけどまぁ無理だったよね。
チーン とんだパラレル話だぜ。
車体が透明でモーメントとか中の仕組みが見えるDホは個人的に見てみたかったので。
アスちゃんに乗ってもらってデュエルしてほしいアクセラレーション。

雨の降るよに星の散るは遊星撃沈とかではなく、遊星の優しさが星のように降るみたいなニュアンスで考えていたような…違ったような。でも凄く気にいっているフレーズなのでどっか別のとこでも使いたい。イメージソングはリラホルン。

よろしければつづきからどうぞ。






雨の降るよに星の散る




ある夏の邂逅



暑い潮風と青い空に浮かぶ入道雲、海岸沿いの堤防の上を一人歩く
テトラポットにぶつかる波が白く弾けて消えていった。
夏の強い日差しのせいか、ひとっ子一人見当たらない。
こんな熱い日には家で涼んでいるのだろうか?
想像しながら自分の一番安らぐ場所を思いだした。



彼と再開したのは海岸沿いの砂浜だった。
最初視界に入った時にはそんなバカな…と思った
何時もと違った環境に身を置いていることもあり、疲れと、熱さのせいで白昼夢でも見ているのかと…
二度と忘れる事はない制服の赤いジャケット黒い細身のパンツ 後ろにはねた二段に分かれたチョコレート色の髪
佇んでいる彼に思考が動く前に声がでた

「十代さん‼」

そしてゆっくり振り返る細い体が自分の名前を呼ぶのをまるで夢を見ているかのように見つめてしまう。

「遊星⁇」

かつて共に戦った、あのひと時を過ごした赤いヒーロー使い。
遊城十代がそこにいた。








「遊星⁇ゆうせーい‼ゆうせいっ‼」

頭に受けた軽い衝撃にはっと顔をあげて振り返る。

「遊星お前なー仕事するなとは言わないぜ、でも呼ばれた時くらい振り返えれよなー 新聞で頭はたかれる ま え に な‼あと、時計もちゃんと見ろ、もう朝だぜ⁇ 」

働かない頭でじっと彼の動きを追いかける


ったく毎朝毎朝ご苦労なこったぜ研究者ってのはみんなこんなんなのかぁ…まぁ確かに 三沢もこんなだったしなぁ …

ブツブツいいながらブラインドをあげている彼の後ろから差し込む朝日で鈍った頭が動きだす。
逆光になった黒い影が一言

「朝飯だぜ⁇ 」

影になって見えないがきっと有無を言わせない笑みを浮かべているのだろう。
その姿を見てまだ数日しか過ごしてはいないのになんだか懐かしい心地がした。







海岸で彼と再開してから一週間が経っていた。
あのあと遊星は十代を自分の仮宿で昼食でもどうかとさそったのだ。
それを二つ返事で了承し、誘われるまま仮宿にきた彼はなんだかんだで一週間居座り続けていた。
最初朝起こされて朝飯くうぞなんて言われたことには驚いたが(遊星の遊城十代の印象はどちらかと言うと昼まで寝ているというものだったので)今では朝ご飯は勿論、昼夜の炊事に洗濯掃除買いだしなどまるで主夫のような生活を送っている。
プライベートを再会して一週間の人物に任せるなんてことはありえないが、それが十代の魅力であり何より彼に憧れ信頼している遊星にとっては全く気にならないことだった。
十代には 俺が悪いやつだったらどうすんだなんて笑いながら言われたが、一緒にデュエルをした過去があるのでなんら問題は無かったし、また彼に預けることがなんだか自然なことに思えたのだ。


「なぁ ゆーせぇーお前さっき何読んでたんだよ⁇仕事の資料か⁇」

朝食を食べながらたわいのない会話をかわすそんな日常も最近では珍しくない。
アナウンサーが本日は晴天ですなんて言うのを聞き流しながら

「新しいDホイールの資料ですよ。十代さん なんでも知り合いが車体の透明なDホイールを作る計画を立てているみたいで」

「Dホイールってあれか‼遊戯さんの時代に飛んだ時に乗ったデュエルするバイク‼‼へぇ~遊星のは赤だったよな‼車体が透明なんてかっこいいぜ‼」

「ええ、多分他にはないでしょうね。なんでも中身が動く様が見れてなかなか面白い仕上がりになるみたいですよ。」

「すげぇなぁ~ なんか卓上でやってたのがカップヤキソバになったりデュエルディスクになったりDホイールになったり時代は変わるもんだなぁ… 」

彼があんまり遠い目をしてしみじみだけど真剣に言うものだから

「なにいってるんですか、十代さんだって変わったでしょう⁇同じ物なんてないですよ」

なんて苦笑混じりに返してみたが、

「んー そうだな 」

なんて苦笑いされながら返されてしまった。

「あの…十代さん…?」

苦笑しながらふいてしまった彼の様子があまりに何時もと違うから少し驚いた。

「俺な…」

いつもと違うトーンの声が響くように聞こえ、周りの時が止まった気がした。






死ねないらしい。

老いることもないそうだ。

一体彼の生きている世界はどんな風に見えているのか、想像するだけで恐ろしいような心地になった。




(2013.3.23)
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